そして実際の実験補助業務の方はというと、
やっている事はそれほど難しいものではなかったのだが、
同じ立場の人たちが複数人いて緩い雰囲気だったので、
真面目気質の私としてはそれが合わなかった。
実験作業をしながらおしゃべりをしたり、
ランチも全員で集まって時間オーバーしたり、etc.
あまりそういった雰囲気が得意ではなかったので、
なんか違うな・・とずっと違和感を持ちながらも、
なかなか自分からまた転職活動を始める気にはなれなかった。
そうこうしているうちに、
元々慢性膵炎を患い体調を崩しがちだった母に
癌が発覚し、余命2か月との宣告を受けたのだった。
もうそうなると仕事云々はどうでもよくなり、
仕事も欠勤がちになり、なんとか母の旅立ちを見送ったわけだが、
そのタイミングで契約の更新もないという事になったのだ。

元々合わない職場だと思っていたのと、
母を見送った後で流されるままになっていた感もあり、
現状を即受け入れ、派遣会社にさっそく別の派遣先を探してもらった。
派遣会社の担当の方はとてもよくしてくれ、
私の希望した会社に即面談を取りつけてくれ、
即採用が決まった。
今思えば、絶妙なタイミングで母校の職場から
逃れられたと思う。
一見ネガティブな事でも後になってポジティブな結果に
結びつく事があるものだなとこの時つくづく実感し、
今でもピンチはチャンスと捉えられるようになったので、
本当に世の中何が奏功するか分からないもんだなと思っている。

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