内定式などで事前に同期とも顔を合わせて仲良くなっていたため、
入社式では皆「久しぶり!」といった感じで
ワイワイしていた。
しかし大量採用された新卒130人、
これからの前途多難な社会人生活が待っていようとは
つゆにも思っていなかったのだった。
そもそもなぜこの就職氷河期に大量採用が可能だったのかと言うと、
ずばりブラック産業で離職率が高かったからだ。
※特に入社した会社は大手ではあったがワンマン経営で
ブラック企業だった。
思い返せば、面接数も極端に少なかったし、
圧迫面接でなぜ自分が内定をもらえたのか不思議だったが、
単純に頭数が欲しかったのだ。

都内で利便性の高い場所の新築ワンルームマンションを会社が借り上げていたので、
通勤は比較的短時間だったし家賃は不要だったし、
お給料もそこそこ良かったので、
そんな外側の良いところばかりが目に入っていた、
浮かれた新入社員だった。
そしてまだまだ楽天的な気質が全面に出ていて、
同期と集まるのが楽しかったものだった。


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